演劇

【役者のトーク力の必要性】

昔と比べると
役者がトークする場面
かなり増えました。

そこで今回は
【役者のトーク力】について
お話したいと思います。

僕の現状での考え方は

[必須ではないけど、あったら超有利]

といった感じです。

5年くらい前までは
トークの苦手な役者さんに相談されたら、

役者の仕事は演技をすることだから
トーク力なんていらないよ!

と答えていました。

もちろん、
今でも絶対必要か言われたら、
絶対ではないと言います。


でもここ数年で時代が大きく変わりました。

SNSが発達して、
アフタートーク以外にも、

ネット番組への出演
舞台の宣伝用動画
稽古場からの配信

など、
喋る機会が格段に多くなりました。
何より自己発信をするには
トーク力は必須スキルです。

なので、
トーク力があれば有利に働くことは確かです。

ただ、
ここで大事なポイントを
お伝えしておきます。

ここが本当に重要なんで、
ぜひ頭に入れておいてください!! 

それは・・・

面白いことを言うのが必須ではない

ということです。

トークというと
面白いことを言わなきゃいけないと
思ってしまう人がほとんどだと思います。
ですが、それは間違った先入観です。
そんなにハードルを上げなくていいんです。
普通に会話できればオッケーです。

作品の魅力カンパニーの魅力
そういったことをきちんと話せることが
重要だと思います。

自分が普通だと思ってる演劇の話も、
お客様にとっては面白かったりします。

頑張って笑いを取ろうとして、
話の腰を折りまくるのが
最悪なケースです。

裏を返すと、
相手の考えを上手く引き出してあげる
ことが大事とも言えます。

今、僕が学ばなければいけないところは
まさにそこです。

自分が面白いことを言うのではなく、
キャストから作品やカンパニーの魅力を
語ってもらうことが大事だなと。

良い聞き手になること、
そして良い質問ができること。

僕はここを目指して頑張ります!!

ということでまとめです。

役者にとって
トーク力は必須なわけではないです。

トークが出来ないからと、
周りからガッカリされたり
文句を言われることありません。
そんな理不尽なカンパニーなら
距離を置いた方がいいです。

でもトークが出来ると
喜ばれるのは確かです。

なので、
トークが苦手だけど頑張りたいという方は、
自分の思っていることを
素直に話すだけでもう役目は果たしている

と思ってください。

そしてなるべくカンパニー内で
作品に対するデスカッションを
しておくことをお勧めします。

お芝居にも厚みが出ますし、
お話を振られた時も
さっと答えることができますから!!

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